トップ > 学部案内 > 生物科学科 >生物科学科 カリキュラム
生物科学は発展を続けており、発生・免疫・記憶・行動等の高次生命現象についての研究の進展にも目覚ましいものがあります。
本学科では講義科目に加えて、多くの充実した実習や実験を通し、生物科学の最先端を切り拓く人材を養成します。
最新のLANや液晶プロジェクターを備えた講義室での講義と、セルソーターなど先進的な装置や自由に操作できる顕微鏡を備えた実習室での実験を両輪とするカリキュラムが用意されています。4年生で各研究室に配属となりますが、1〜3年生も各研究室を訪ねて質問する姿が見られるのは生物科学科ならではです。
それぞれの授業が、どのように関連し、ディプロマポリシー達成のためにどのような能力が身に付けられるのかを図で表したものが「カリキュラムマップ」です。
シラバスだけでは分かりにくい、カリキュラムの全体の姿を確認することができます。
(平成29年度入学者)
広く生物を捉えるため物理や化学も履修
講義 | 基礎数学 I・II 基礎物理学 I・II 基礎化学 I・II 地学 生物科学入門 I・II 生物化学 微生物学 |
演習 | |
実験 | 基礎物理学実験 基礎化学実験 地学実験 |
専門分野の基礎知識を確立するための講義と実験
講義 | 基礎物理学 III 現代化学 I・II 分子発生学 I・II 細胞生物学 I 分子生物学 生体防御学 遺伝子工学 遺伝学 進化系統学 生物地球化学 生物科学特別講義 I・II |
演習 | 英語C I・II 生物科学原著講読 I・II 基礎情報科学演習 |
実験 | 生物化学実験 分子生物学実験 分子発生学実験 I 生体防御学実験 I |
より深い専門知識の習得と専門的な研究のための高度な実験
講義 | 統計学(生物系) 細胞生物学 II 発生工学 ゲノム発生学 生体機能学 転写制御学 ゲノム機能学 免疫学 I・II 代謝学 I・II 神経生物学 生物科学特別講義 III・IV |
演習 | 生物科学原著講読 III・IV |
実験 | 遺伝子工学実験 分子発生学実験 II 生体防御学実験 II 細胞生物学実験 |
4年間の集大成卒業研究
講義 | 理学特別講義 外部研究機関の講師を招き、研究について、周辺領域のトピックスも交えて講義をしていただき、 生物科学研究の現状を学びます。 |
演習 | ゼミナール 卒業研究の経過を発表します。また、欧文論文を輪読(グループスタディ)し、より広い学問領域を学びます。 卒業研究 分子生物学講座 幹細胞学講座 細胞生物学講座 免疫学講座 |
実験 |
2群必修科目 2群選択科目 3群必修科目 3群選択科目
※上記表の3群選択科目(A選択)の他、3群B選択として物理学科及び化学科の科目を選択履修でき、3群自由選択として知的財産論 I 〜 IV が選択履修できます。
細菌の取り扱い方の基本から最新技法まで。
この実習では、細菌やウイルスの基本的な取り扱い方から、抗原抗体反応、マクロファージ、T細胞、B細胞に関する最新の高度な技法まで教授します。
生命現象を制御する遺伝子発現を学ぶ。
遺伝子の発現制御機構およびその解明がどのようになされてきたかを学びます。3年次の遺伝子工学実験では塩基配列決定法などの遺伝子の解析手法について実習することで、より深く理解します。
バイオテクノロジーの基礎から、発生工学技術の進歩を知る。
バイオテクノロジーの基礎となる生命現象について理解を深めた上で、最近の発生工学技術の進歩について、動物の発生や記憶・学習など生物高次機能の解明や、ヒト疾患の克服にどのように利用できるか解説します。
細胞の基礎から最先端知見まで。
細胞は生命の基本単位で、ヒトを含むすべての生物の高次機能は細胞の働きがその基礎にあります。細胞についてその基礎から最先端の知見まで紹介し、将来の研究に役立つ講義をします。