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反応機構学講座 石田斉准教授と坂場昭彦君(学部卒業)の論文が英国王立化学会 Faraday Discussions に掲載されました

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反応機構学講座 石田斉准教授と坂場昭彦君(学部卒業)の論文がFaraday Discussions (英国王立化学会)に掲載されました。

Hitoshi Ishida* and Akihiko Sakaba, “Temperature Dependence of Photocatalytic CO2 Reduction by Trans(Cl)-Ru(bpy)(CO)2Cl2: Activation Energy Difference between CO and Formate Production”, Faraday Discussions, 2017, 198, 263 - 277, DOI: 10.1039/c6fd00242k.
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2017/fd/c6fd00242k#!divAbstract

金属錯体はその活性や触媒選択性を分子レベルで制御することができることから、分子触媒として注目を集めています。特に、人工光合成への応用の観点から光化学的CO2還元触媒の開発が活発に研究されていますが、この反応の温度依存性に関する研究はあまり行われていません。本研究では、ルテニウム錯体触媒を用いた光化学的CO2還元反応を低温条件下で行うことによって、反応生成物である一酸化炭素とギ酸の生成比の温度依存性を調べ、これらの生成反応の活性化エネルギー差を求めることができました。

この論文は発表と同時にFaraday Discussion: Artificial Photosynthesis (人工光合成に関するファラデーディスカッション)で議論が行われました。Faraday Discussionsは公表された論文を基に議論を行うもので、2017年3月に京都で行われましたが、日本で開催されるのはこれが初めてとのことでした。このときの議論もこれから論文に掲載される予定です。
本研究は、科研費 新学術領域研究「人工光合成による太陽光エネルギーの物質変換:実用化に向けての異分野融合」(15H00882)、科研費 基盤研究(C) (26410076)、独立行政法人 科学技術振興機構 さきがけ研究「光エネルギーと物質変換」による助成を受けた研究成果です。

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