北里大学東洋医学総合研究所

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漢方鍼灸治療センター

鍼灸外来について

こんな方々が鍼灸治療を受けにきます

鍼灸治療の様子1

腰痛および肩こりを筆頭に、変形性膝関節症・頚肩腕症候群・坐骨神経痛などの運動器系疾患での受診が多く、次いで四肢の種々不定の痛みや神経痛などの疾患、さらには自律神経失調症・不定愁訴などです。鍼灸治療は応用範囲が広く、内科系疾患をはじめ、婦人科系疾患および小児科系疾患などにも治療効果があります。近年は、アトピー性皮膚炎や円形脱毛症・気管支喘息などの体質治療を求めて来院される方も増えています。

治療には、「経絡治療」という、気や血を体に巡らす鍼灸の刺激を伝えるルートである経絡の病的状態を脈診で診断して必要な経穴(ツボ)に浅い針をおこない経絡を調整し、身体のバランスを整える「本治法」と、症状に応じた対症療法的な治療「標治法」を併用した治療方法を基礎としています。開所以来、より合理的な治療法として初代鍼灸診療部長 岡部素道が提唱した「北里方式経絡治療」が現在まで踏襲されています。

痛くない鍼治療

当鍼灸治療センターでは、独自にオーダーした完全滅菌済み(エチレンオキサイドガス処理)の使い捨ての鍼を使用します。また、必要に応じて個人別にステンレス製の鍼を使用する場合があります。鍼はそれぞれ太さが0.14~0.18mm、長さが約6cmで、鍼先は非常に細く、そして鍼がスムーズに入るように専用の管を使いソフトに刺入しますので、痛みはほとんど感じません。

  • 鍼灸治療の様子2
  • 鍼灸治療の様子3

安全な鍼治療

治療毎に完全滅菌済み(エチレンオキサイドガス処理)の使い捨ての鍼を用いております。また、必要に応じて高圧蒸気滅菌装置(オートクレーブ)で手術器材同様の滅菌処理を行った鍼を使用しています。その他、慢性ウイルス性肝炎等の既往に応じて、個人専用の鍼を使用することもあります。同様に高圧蒸気滅菌装置(オートクレーブ)で滅菌処理がなされ、他の方に使用されることはありません。また、治療一回ごとに清潔に処理された枕カバー、治療衣を使用し、常に清潔を心掛けております。

2014年度 鍼灸外来初診患者の主な疾患

男性

主な疾患 割合
腰部脊柱管狭窄症・座骨神経痛など腰・下肢の疾患 35.0%
肩関節周囲炎・背部痛など肩・背部の疾患 13.8%
頚椎症・手関節痛など頚・上肢の疾患 11.3%
蕁麻疹・脱毛・アトピー性皮膚炎などの皮膚科疾患 3.9%
めまい・耳鳴・難聴・鼻炎などの耳鼻咽喉科疾患 3.9%
冷え症・自律神経失調症 3.9%
頭痛・パーキンソン病などの神経内科疾患 3.4%
神経痛(座骨神経痛を除く) 3.0%
変形性膝関節症・足関節捻挫など膝・足関節の疾患 2.5%
パニック障害・うつなどの精神科疾患 2.5%
眼科疾患 2.5%
便秘・胃痛・機能性胃腸症などの消化器疾患 1.5%
慢性腎不全などの腎泌尿器科疾患 1.5%
変形性股関節症など股関節の疾患 1.0%
癌・悪性腫瘍 1.0%
骨折後・事故後後遺症 1.0%
不妊・月経痛・子宮内膜症などの婦人科疾患 0.5%
リウマチ・自己免疫性疾患 0.5%
その他 7.4%

女性

主な疾患 割合
腰部脊柱管狭窄症・座骨神経痛など腰・下肢の疾患 23.6%
肩関節周囲炎・背部痛など肩・背部の疾患 16.3%
頚椎症・手関節痛など頚・上肢の疾患 12.4%
めまい・耳鳴・難聴・鼻炎などの耳鼻咽喉科疾患 5.2%
変形性膝関節症・足関節捻挫など膝・足関節の疾患 4.8%
冷え症・自律神経失調症 4.3%
不妊・月経痛・子宮内膜症などの婦人科疾患 3.9%
パニック障害・うつなどの精神科疾患 2.6%
頭痛・パーキンソン病などの神経内科疾患 2.6%
便秘・胃痛・機能性胃腸症などの消化器疾患 2.4%
神経痛(座骨神経痛を除く) 2.4%
蕁麻疹・脱毛・アトピー性皮膚炎などの皮膚科疾患 2.2%
変形性股関節症など股関節の疾患 2.0%
癌・悪性腫瘍 2.0%
顎関節症・舌痛症などの歯科口腔外科疾患 1.3%
骨折後・事故後後遺症 1.3%
循環器疾患 0.9%
眼科疾患 0.7%
気管支喘息など呼吸器科疾患 0.7%
肥満・甲状腺疾患などの生活習慣病・内分泌疾患 0.7%
リウマチ・自己免疫性疾患 0.7%
慢性腎不全などの腎泌尿器科疾患 0.4%
その他 6.9%