北里大学東洋医学総合研究所

文字サイズ

  • 標準
  • 大

漢方鍼灸治療センター

当センターの特徴

漢方鍼灸治療センターの特徴

当センターの特徴は次の三点に要約できます。まず第一点は良質な生薬(しょうやく)を用いていることです。漢方薬は素材が良くなくては効果が期待できません。当治療センターでは品質管理に精通した薬剤師が責任を持って選別・保管しており、生薬の種類の豊富さも他施設の追随を許さないものと自負しております。
第二点は医師の漢方治療水準が高く保たれていることです。薬が良くても使い方が適切でなければ望ましい効果は発揮されません。当センターの医師は現代医学のトレーニングを充分積んだ後に、漢方医学の研鑚を重ね診療にあたっております。このことは例えば診療担当者の多くが日本東洋医学会専門医制度の指導医資格を有することにもよく表れています。
第三点は伝統を守りつつも、基礎・臨床などの研究に基づく最先端の漢方治療を行っていることです。この点が評価されて1986年に世界保健機関(WHO)の伝統医学協力センターの指定を日本で最初に受け、それ以降今日に至るまで世界に日本の漢方医学の素晴らしさを発信し続けています。
漢方治療の本質は体に負担をかけずに生体が本来もっている「内なる治癒力」を上手に引き出すことにあります。
自由診療であることでより柔軟で幅の広い漢方治療が可能となっています。

当センターで、検査や西洋医学的診断が必要と判断した場合、隣接する北里研究所病院を受診して頂く場合がございます。北里研究所病院とは互いに診療において連携を取りあっております。
また、当センターからの紹介状を持参した場合、北里研究所病院の特定療養費が免除されます。逆に北里研究所病院で東洋医学治療が適していると判断され、北里研究所病院の紹介状を持参された場合は、当治療センターの初診料金が減免されます。

診療について

当センターでは、保険診療は行っておりません。ただし検査等が必要な場合は、隣接する北里研究所病院におかかりいただく場合がございますので、受診時には保険証をご持参下さい。

漢方治療を自由診療(保険診療ではない)としている理由は?

漢方治療で最も大切なものの一つが漢方生薬です。ところが、保険診療では生薬の品目数が制限されており、また高品質な漢方生薬を使用することが出来ません。
当センターでは、個々の患者様に処方された漢方薬が望ましい治療効果を発揮できるように、高品質かつ豊富な漢方生薬による自由度の高い治療を実施しております。 より治療効果を上げるために、各種の制約から解き放たれた結果が自由診療という診療形態となっているのです。また、日本では混合診療(保険診療と保険外診療を併用する診療)が認められていないため、当センターでは鍼灸治療も保険外となっています。

漢方の自由診療、そのさまざまなメリット

薬局で漢方薬を購入するのと比べて

効果が期待できる
医師の処方箋がなくても薬局で購入できる一般用医薬品は、安全性などの観点から、医療機関で処方される漢方薬より用量が少なくなっています。当センターの漢方薬は、高品質の生薬を用い、医師の診断によりそれぞれの患者様に合った量を処方しています。
服薬後の不調にも安心
薬局では医師による指示が常に受けられるとは限らず、服薬後の不調などさまざまな相談に十分対応できない場合があります。当センターでは、必要であれば採血などの検査もできますし、外来担当医に直接相談できます。少し敷居が高いと感じるかもしれませんが、その分の安心があります。
コストパフォーマンスが高い
薬局ではサプリメントや健康食品の同時購入を勧めることがあり、自由診療の当センター以上に治療費がかかる場合があります。当センターは専門の医師や薬剤師、高品質の漢方薬を揃えた充実の診療体制をとっているにもかかわらず、良心的な価格設定をしています。

保険で漢方薬を処方してもらうのと比べて

効きが良い
健康保険が使える一般の医療機関で処方される漢方薬は、エキス製剤と呼ばれるものがほとんどです。当センターの煎じ薬は、一般用医薬品はもちろんエキス製剤と比べても、多くの有効成分を含んでいます。当センターで用いている高品質の生薬を保険で扱うのは難しい現状があります。
実際、薬局や保険の漢方薬で十分効果が見られず、当センターの(同じ種類の)煎じ薬で症状が改善することは珍しくありません。
漢方のエキスパートが揃っている
漢方医学を十分修得した医師の数はまだ少なく、地域の医療機関で漢方薬を処方してもらう場合、漢方に詳しい医師ばかりではないのが現状です。当センターで診療にあたる医師は、全員が西洋医学を修めた上で漢方診療を専門に行っています。なお当センターは、学会の漢方専門医教育病院に指定されています。
じっくり丁寧な診察
漢方診療では、患者様のお話を丁寧に聞き、舌や脈、お腹など体のいろいろな場所をチェックして、総合的に診断を行います。しかし、保険診療では、そこまできちんと患者様を拝見できない場合が少なくありません。私たちは、患者様と医師がじっくり向き合える自由診療でこそ、漢方の良さを生かせると考えています。