北里大学東洋医学総合研究所

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教育部門

研修に関するQ&A、体験談

当研究所は長年、多くの研修医(レジデント)、研修生を育んできました。
研修したい方、研修内容に質問のある方どうぞ御連絡ください。

漢方研修に関するQ&A

北里大学東洋医学総合研究所で研修した漢方レジデントは、今までに何名いますか?
2016年4月現在、25名です。
東洋医学の専門医になるために必要な研修ができますか?
もちろんです。当研究所で研修を修了した研修医は全員、日本東洋医学会専門医を取得しております。
北里大学東洋医学総合研究所は、国内で最も歴史がある東洋医学の機関と聞きました。長所、特色は何ですか?
1972年設立後、脈々と東洋医学の臨床、研究、教育を行ってきました。開設当初から漢方と鍼灸を実践していますが、両者を併設する医療機関は限られています。エキス製剤よりも刻み生薬による湯液治療を主体とし、本来の、本物の治療を心がけています。治療の基となる古典研究(医史学)や、RT-PCR、Western-blot、免疫染色などの手法を用いた分子生物学的研究など、国際的に評価される結果を世に出してきました。ドイツ、イスラエルなどから留学生を迎える一方、当研究所からドイツ、フランス、アメリカ、中国など他国へ留学した者もおり国際的交流を行っています。当研究所はWHO伝統医学協力センターとして指定され(指定は国内2機関のみ)、世界に開かれた東洋医学の「総合」研究所です。TV、新聞、雑誌等によく当研究所の記事が掲載されますので、ご注目ください。
時間外の呼び出し(オンコール)はありますか?
呼び出しはありません(ただし当然ながら震災など特殊事情は例外です)。休日の拘束もありません(ただし、学会などの学術活動に参加を促す例外はあります)。また有給、夏季休暇、年末年始休暇もあります。
研修中、給与はありますか? 研究日はありますか?
北里大学が定める規定の給与があります。研究日もあります。
勉強する時間は十分に確保できますか?
はい。所長の外来陪席、諸先生の外来陪席、鍼灸見学、薬局実習、湯液治療(刻み生薬)の試飲などを通じ、生の東洋医学に触れます。外部から講師を招き年2・3回、医局講演会を行っています。また所長による講義は毎月、症例検討会は毎週あります。生薬と処方についての医局薬局勉強会、鍼灸診療部の各検討会・勉強会も毎週、毎月行われています。非定期ながら古典勉強会も開かれます。また各自が研究テーマをもちリサーチカンファレンスで発表、学術誌への投稿を促しています。休日を含め検討会のないweekdayもあり、やる気さえあればスキルアップはいくらでも可能です。充実した古典、文献、講師陣があなたを待っていますよ。
外来を担当することは可能ですか?
研修中の力量によりますが可能です。

これら以外にも質問のある方、どうぞ御連絡ください。

研修体験談

堀田 広満(2009年度入局)
日本東洋医学会認定 漢方専門医
日本小児科学会認定 小児科専門医

自信をもってお勧めします。「東洋医学の研修? それなら北里!」。
私は1999年(医師4年目)、小児科専門医となりました。白血病など悪性腫瘍が専門で骨髄移植、末梢血幹細胞移植などにたずさわりました。私が研究の場に身をおいた2002年から2004年は、ちょうど遺伝子からタンパクへ、genomeからepigenomeへ、生物学の研究手法がdownwardからupwardへと移り始めた頃です。要素還元論の限界、科学の歴史の浅さを痛感し、東洋医学の哲学に惹かれました。
東洋医学の研修先を探した当時、北里大学東洋医学総合研究所には多くの利があると気づきました。国内で一番伝統がある。大塚敬節、矢数道明など東洋医学の第一人者が所長をつとめてきた歴史がある。古典研究のメッカである。最初に手に入れた教科書『漢方診療のレッスン』の著者、花輪所長に直接指導をしていただける、等々。研修に胸躍らせたものでした。
「来て本当に良かった!」。北里で研修を終えた感想です。エキス剤と違って刻み生薬は効果が強いこと、どういうケースにどの処方を用いればいいのか、どのタイミングで処方を変更するべきなのか、など正に「百聞は一見にしかず」です。ところで医局旅行、卓球大会などの催しが北里にはあります。私も自分の歓迎会なのに何故かギターをかき鳴らし、忘年会の余興で中学生以来封印してきたムーン・ウォークを披露してしまいました。ちなみに芸は強制ではないので御心配なく(笑)。
要素還元論、単純系、ユークリッド幾何学、古典力学はstaticなものを捉えることには長けており、その哲学に裏打ちされた西洋医学を否定するつもりは毛頭ありません。しかし「補う」「温める」など西洋医学が苦手とする治療をふくめ、東洋医学にはdynamicな面白さがあります。西洋医学と東洋医学、両者の良いところを伸ばせば患者さんのQOLをさらに良くすることが可能です。
アメリカのNIHは伝統医学の重要性に気づき、その研究費は毎年約1億2000万ドルと膨張しています。外に眼を向けると伝統医学は再評価の気運が高まっているのです。システム生物学、複雑系、リーマン幾何学、量子力学などdynamicなものに向かって時代はシフトしはじめたと思います。
東洋医学は信頼できる師匠のもとで学ぶ方が確実に上達します。経験上、間違いありません。私も独学を試みましたが無理でした。迷っている医学生&ドクター。ぜひ気軽にご連絡ください。北里大学東洋医学総合研究所があなたの期待に応えます!

相談窓口

問い合わせ先
〒108-8642 東京都港区白金5-9-1
北里大学東洋医学総合研究所
E-mail:toiken@insti.kitasato-u.ac.jp

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