北里大学 獣医学部 動物資源科学科

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小宮佑介 先生 (食品機能安全学研究室)

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小宮先生の素顔

小宮 佑介 先生
動物資源科学科 食品機能安全学研究室
小宮 佑介 先生

先生は平成28年7月にご着任されました。詳細な経歴は
(http://kerid-web.kitasato-u.ac.jp/Profiles/104/0010361/profile.html)
に記載されていますが、ご着任前は、九州大学大学院 生物資源環境科学府 畜産化学研究室で研究生活をおくられてきました。
―十和田市および十和田キャンパスの印象はいかがですか。 いい意味で田舎です。とてもゆっくりと時間が流れているように感じます。公共交通機関が少ないのが少し不便ですが、とても住みやすい環境です。あと地元の人の方言(訛り)がなかなか強烈で聞き取れないことが多々あります(笑)。私は福岡出身ですので、昨年初めて雪かきをしましたが、結構いい運動になります。 ―学生の印象はいかがですか。 勤勉で、真面目な印象を受けます。私が学生の頃よりもみんなよく勉強していると思います。また素直な学生が多くて、教えたことをよく吸収してくれます。 ―大学の、あるいは動物資源科学科の教員になった感想を聞かせてください。 素直に嬉しいです。学生の立場から一転して、責任ある立場になったので、重圧を感じながらも、楽しみながら取り組んでいきたいです。また教員になれたことがゴールではなく、ここからがスタートだという気持ちで頑張ります。 ―ご趣味は何ですか? 基本的にはスポーツ全般、読書、美味しいものを食べることが好きです。学生時代はテニスをやっていました(中高:ソフトテニス、大学:硬式テニス)。十和田キャンパスには立派なテニスコートがあるので一緒にしてくれる方を募集しています。読書はミステリー小説をよく読みます。読みたくて買ったのに読めていない本が家に山積みになっています(泣)。また青森では、私が大好きな海鮮が新鮮で美味しいため、幸せです。 ―研究を開始するきっかけは? どこからを研究の開始と呼ぶかが難しいところですが、まず修士課程に進んだのは卒論研究の1年間だけだと満足に研究ができないからと言っていた記憶があります。当時は研究にどれくらいの時間を要するかも知らなかったくせに(笑)。その後、就職活動の際に、博士課程進学か企業への就職か迷っていたのですが、日本学術振興会特別研究員(給与をもらいながら研究ができる博士課程大学院生)が不採用になり、そのまま一般企業に就職しました。働いているうちに、物足りなさと自分の本当にやりたいことを考え直す機会があり、その結果アカデミックの研究者となることを決意し、会社を辞め、博士課程へ入学し、研究者への道を目指しました。 ―先生が本学に着任するまで、どの様な研究をされていましたか?今、進められている研究の内容についてわかりやすく教えてください。 食品成分中の機能性成分で骨格筋(筋肉)の性質を変化させる研究を行っています。まず骨格筋のことからお話しします。我々の運動機能を司る重要な組織である骨格筋は大きく遅筋と速筋に分類されます。遅筋は赤筋とも呼ばれ、ヒトではマラソン選手のような持久的な運動をする選手に多く見られ、持久的な運動と脂肪の燃焼に優れています。一方で速筋は白筋とも呼ばれ、短距離選手のような瞬発的な運動をする選手に多く見られ、大きな力の発揮や糖の代謝に優れています。食肉の観点では遅筋の方がより軟らかく、ジューシーであることが知られています。基本的にはこの2つの間の変化は運動トレーニングで起こりうるのですが、それを食品成分で変化できないかと思い、研究に取り組んでいます。私は特に遅筋タイプを増加させることを目標としています。 ―なぜそこに注目したのですか? 骨格筋の性質が変化する際、生体内で様々な物質が変動し、その変化を誘導します。近年の研究で、その中の一つに食品中の成分をトリガーとするものが発見されてきて、栄養成分で運動でしか起こりえなかったことを誘導できるって面白い!と思ったからです。 ―その研究は、将来、どのように私たちの生活に関わってきますか? 遅筋タイプの増加は我々の体に様々なメリットをもたらします。例えば、持久力や脂肪燃焼に長けている特徴を持っているので、疲れにくく、痩せやすい体質を作ることができます。また食肉の観点でも遅筋を多く含むお肉は色味がよく(赤筋と呼ばれている)、軟らかく、ジューシーであると言われているので美味しいお肉の生産につながることが期待できます。 ―学生とどのように研究を進めていきたいと考えていますか。 学生の自主性を優先して研究を行いたいです。やらされる勉強(研究)よりも自分で考えて取り組む方が楽しいし、熱意がわくと思いますので。 ―これまで経験されてきたことから、これからどんなことを学生に伝えたいと思いますか? 一つ目は何事も積極的に行動すること。あっという間に時間は過ぎていくので、後悔をしないように思ったことは実行するようにしましょう。二つ目は矛盾するようですが、物事を実行に移すときはしっかり計画を練って行うこと。どんなに周到に準備をしたと思っていてもどこかに抜け落ちている部分がある可能性があります。私は計画段階の詰めの甘さで何度も失敗したことがあるので。。。 小宮 佑介 先生 ―先生はどんな夢をお持ちなのか教えてください。 大きく2つあります。まず、運動を模倣するサプリメントを作ること。次にこれまでよりも付加価値のある美味しいお肉を作ることです(こっちは自分が美味しいお肉を食べたいことも理由の一つ)。 ―ありがとうございました。