北里大学 獣医学部 動物資源科学科

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動物資源科学科 学ぶこと

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人と動物関係学

松浦 晶央 准教授

人と動物関係学
人と動物関係学

人と動物のきずなを広い視野から把握する

近年、動物をヒトの健康、福祉、および教育に活用する試みに関心が高まっています。イヌやネコに限らず、ウマも動物介在療法あるいは動物介在活動に用いる動物として優れています。乗馬療法や障害者乗馬は日本でも広く認識されつつあり、ウマの日常管理や騎乗訓練をカリキュラムとして採用している小・中学校もあります。
本講義では、人と動物のよりよい関係を築くための基本的な考え方を動物学の立場から理解することが目標です。人は歴史の中で動物を様々な用途に利用してきましたが、世界各地の文化は利用する動物に大きな影響を受けました。人と動物の関係を考える場合、動物の家畜化の歴史を把握することが重要です。人と動物のきずな(ヒューマンアニマルボンド)を広い視野から把握することが本科目のメインテーマです。
家畜あるいは愛玩動物と人間社会の関係について理解するために、(1)動物の家畜化の歴史を整理しながら世界の家畜と食文化の関係について説明し、(2)近年関心の高まっているイヌ、ネコ、ウマなどを用いた動物介在療法・動物介在活動の実態やその効果に関する最近の研究、将来の展望などについて講義していきます。動物が人間社会に果たす役割について、柔軟な考え方を身につけて下さい。

MESSAGE
十和田キャンパスにはスタッフや設備が充実しており、周辺には野生動物が生息しています。動物学について広く学べる本学部は、動物に興味のある人にとって最高の勉学の場となるでしょう。

発生工学

高岸 聖彦 講師

発生工学
発生工学

学術的背景を明らかにして
生命科学の新しい形を考える

哺乳動物は、卵子と精子の受精から個体形成までを母親の体内で行うため、ウニやカエルに比べて、とても神秘的なものと考えられてきました。1970年代に体外受精が可能になり、1997年には、体細胞の核を受精卵の核と入れ替えることで、クローン動物を作ることが可能になりました。人為的な操作を加えられる範囲はいっそう広がりました。さらに、最近では、生殖系列に属していない一般の臓器にも、様々な細胞に分化することができる幹細胞が存在することが明らかにされてきており、医療などへの応用が始まっています。これらは、「再生医療」という名で呼ばれ、近年、様々な分野での実用化が模索されています。発生工学は、こういった実用技術の基礎となる技術を開発すると共に、その学術的背景を明らかにしていく分野です。
現代では独自の展開を進めている発生工学ですが、その全体像を理解し、実用的な意義を認識させることを目標としています。本講義では、さまざまな発生工学技術の歴史と現状を紹介するとともに、生殖の人為的支配における問題点についても考えていきます。
発生工学は応用的な学問分野ですが、発生工学を学ぶことによって、医学や理学、獣医学といった他分野との境界領域に踏み出すことができ、様々な方向に進路を定めることができるようになるだろうと思います。

MESSAGE
北里大学は、農学と臨床医療との連携を積極的に進めています。ヒトや家畜・実験動物への応用を総合的に学べる数少ない大学です。本学で学ぶことによって広い視野をもった人間形成ができることと思います。

動物微生物学

向井 孝夫 教授

動物微生物学

生態系や個体における
微生物の重要性を理解する

なぜ動物の学科で微生物について学ぶのでしょうか? 私たち人類を含め、動物は微生物の世界の中に棲んでいるといっても過言ではありません。土の中には1gあたり1億個以上の細菌が棲息していますし、私たちのおなかの中には100種類、100兆個以上もの細菌が棲んでいると言われています。動物を取り巻く微生物は個体、生態系の維持や物質循環に大いに役立っているのです。一方、微生物の中には、インフルエンザウイルスや大腸菌O-157のように人の健康を脅かすものもたくさんいます。このように動物を取り巻く微生物は人間に対して脅威と恩恵を与えているという二面性を持ち合わせており、動物、微生物、人間(社会)は切っても切れない関係にあるのです。
本講義では、遺伝子工学や応用微生物学、動物感染予防学を学ぶ上で必要となる微生物学的基礎知識を提供していきます。また、動物個体に対する微生物の有益な役割から、最近、大問題となっている動物由来の感染症や新興感染症の起因微生物に関する話題まで取り上げて講義します。
基本理論を学ぶことによって、生命科学の基礎的な現象や理論に関して理解を深めることができるようになるでしょう。また、微生物の役割を理解することで、生態や環境保全への興味が高まることと思います。

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北里大学では、微生物関連領域の学問に接する機会が多く、幅広い知識が身につけられます。食品衛生、医薬品関連企業に就職する際にも、有用微生物から病原微生物までを学ぶことは価値あることと言えます。

代謝機能学

黒瀬 陽平 教授

代謝機能学
代謝機能学

人間や動物が健康に生きるために必要な
代謝のメカニズムを学ぶ

メタボリックシンドロームという言葉を聞いたことがありますか? メタボリックシンドロームにあてはまる人は、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などの動脈硬化性疾患の危険性がきわめて高いと言われています。
肥満になるとメタボリックシンドロームを含めて様々な病気にかかりやすくなります。これには、脂肪細胞由来の生理活性物質(アディポサイトカイン)が深くかかわっていることが最近の研究で明らかにされつつあります。
代謝とは生体内の化学反応で、体外から取り入れた物質を用いて新たな物質を合成し、それに伴うエネルギーの出入りを行います。代謝の調節には様々な物質がかかわっていますが、前述のアディポサイトカインも代謝の調節にかかわる物質といえます。代謝機能学は代謝のメカニズムに関する学問です。
授業では、黒板とマルチメディアを用いて、食欲と成長にかかわる生理活性物質の機能を重点的に、最新の話題を交えて講義します。最終的に、食欲および成長の調節機構と栄養素代謝のかかわりについて理解できるようになることを目標としています。
将来、動物にかかわる様々な産業(ペット産業、動物園、畜産業など)で活躍したいと考えている人にとっては必須の知識を学ぶ科目です。

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十和田キャンパスは、動物に関する学を修めるには非常に適した場所で、じっくりと学問や実験に打ち込むことができます。研究室では、遺伝子から大型動物の生理まで幅広く教育研究を展開しています。