北里大学 獣医学部 動物資源科学科

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研究室トピックス(6)−細胞工学

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実習紹介〜基本操作をみっちり、でも、中身は最先端

2011年12月26日

  細胞工学研究室は、動物資源科学科3年次後期に開講される「細胞工学実習」を担当しています。実習では、培養細胞株を使用して、細胞培養の基本操作や遺伝子導入法を学びます。今回はちょうど終了した実習の内容について、少し紹介します。

【細胞培養の基本操作の習得】
  細胞培養を行うためには、他の細菌などに汚染されることを防ぐ必要があります。そのためにクリーンベンチという無菌的な環境で作業ができる実験台で操作を行います。実習では3年生全員にこの無菌操作を行ってもらい、実際にサルの腎臓由来COS1細胞を1カ月ほど培養してもらいました。慣れない無菌操作に初めは戸惑っているようでしたが、上手に細胞を培養することがきたようです(写真1)。

【培養細胞への遺伝子導入】
  実習の後半では培養することに慣れたCOS1細胞に緑色蛍光タンパク質の遺伝子を導入する実習を行いました。緑色蛍光タンパク質は、日本人の下村脩博士により発見され2008年のノーベル化学賞に輝いた有名なタンパク質です。緑色蛍光タンパク質の遺伝子が入ったCOS1細胞は青い光を当てると緑色の蛍光を発するので、遺伝子導入が成功したか否かはCOS1細胞が蛍光を発するか否かで判定できます。実習では無事遺伝子導入することができました(写真2)。

【バイオデータベースを利用した遺伝子の解析】
  生命科学の研究分野では、様々な生物種の遺伝子配列・遺伝子多型・タンパク質の構造などの大量のデータを蓄積したバイオデータベースの利用がますます重要になっています。実習では実習直前に作製したオリジナルの実習書を用いて、遺伝子の配列情報や役割に関する情報を実際にインターネットを使って読み取る作業を行いました(写真3)。バイオデータベースは更新の頻度が高く、たびたびインターネット上の画面の仕様も大きく変化するので、実習直前に実習書を作成しています。実習当日に突然変わってしまうという不測の事態もなく、配布した実習書を使ってしっかり学ぶことができました。ただ、多くのバイオデータベースはすべて英語で表記されているので、必要な情報を読み取るために苦戦している学生が多いようでした。使いこなせば大変強い味方になるのでこれから本格的に始まる卒業研究に大いに役立ててください。

【頼もしいティーチングアシスタント】
  実習では、細胞工学研究室の大学院生がティーチングアシスタントとして実習の準備や実験の補助をしています。今年も3名の大学院生が活躍してくれたおかげで、かなりハードなスケジュールにもかかわらず無事に実習の全日程を終了することができました。実習最終日の夜は、反省会(?)を兼ねた食事会を開催しました(写真4〜6)。


  • 写真1:3年生が細胞の培地を交換しているところです。
  • 写真2:遺伝子導入して緑色蛍光タンパク質を発現しているCOS1細胞。
  • 写真3:コンピュータ実習室でバイオデータベースをもとに課題を解いてもらいました。
  • 写真4:実習終了後のティーチングアシスタント慰労食事会です。「学部学生を指導することは自分のためにもなりますから」と、積極的に補助をしてくれた大学院生達です。
  • 写真5:実習終了後のティーチングアシスタント慰労食事会です。「学部学生を指導することは自分のためにもなりますから」と、積極的に補助をしてくれた大学院生達です。
  • 写真6:実習終了後のティーチングアシスタント慰労食事会です。「学部学生を指導することは自分のためにもなりますから」と、積極的に補助をしてくれた大学院生達です。

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