北里大学 獣医学部 動物資源科学科

北里大学獣医学部

  • トップ
  • 学部案内
  • 学科・大学院案内
  • 入試ガイド
  • 就職・進学情報
  • 授業情報
  • キャンパスライフ
  • 附属施設

今年も研究室の羊、交配が始まりました。

トップ 学科・大学院案内 動物資源科学科 新着情報今年も研究室の羊、交配が始まりました。

動物飼育管理学研究室の秋といえば・・・・・・羊の交配シーズンが今年もやってきました。

2012年10月22日
動物飼育管理学研究室

  教育・研究用にコリデール種を中心に約40頭の羊を飼育している私達の研究室では、今年も10月19日に研究室の学生と一緒に交配の準備をおこない、20日朝から交配を開始しました。
  短日繁殖性の羊は、日照時間が短くなった秋に交配をおこない、早春に子供を産みます。春に草がどんどん伸びる時期に母親は草を食べ、たくさん栄養を摂り子供に授乳します。その準備のために、この時期に交配をスタートさせます。

  まず19日は、放牧地の雌羊を集めて、体重測定をおこないました。体重は体調管理、そして来春の妊娠判断にも使います。続いて、削蹄(羊の爪切りです)・健康管理のための駆虫剤投与といった日常的な管理に加えて、交配が順調に進むように掃除刈り(外陰部周辺の汚れた毛を短く刈ります)をおこないました。雌羊以外の羊も同時に削蹄や駆虫薬の投与をおこないました。

  続いて20日は、朝の給餌後、雄羊にマーキングハーネス(雄羊の胸に鮮やかな色のクレヨンを固定して、交配がうまくいくと雌羊のお尻にクレヨンの色が着くようにしたものです)を装着し、雌羊が待つ放牧地に連れて行きました。
  写真と動画で、だいたいの様子がわかると思いまが、雄羊は、群れに解き放たれると、発情が来ている雌羊を探します。発情が来ていない雌羊は、決して雄を受け入れることはありません。発情した雌は立ち止まりお尻を少し下げ、雄を受け入れます。

  これから毎日、雌羊のお尻に印が着いたかを観察していきます。そうすると交配した日付が判り、分娩予定日が予測できます。それにあわせて分娩の準備をおこない、無事、健康な子羊が生まれてくるようにするのです。羊の平均妊娠期間である147日後となる来年3月中頃には分娩の準備・観察をおこない、新しい命の誕生に立ち会います。

  • 写真1:駆虫薬の投与です。
  • 写真2:削蹄・掃除刈りをする学生たち。
  • 写真3:<a target="_blank" href="/vmas/faculty/as/news/n20120924.html">この子は先日「生まれちゃった」子です</a>。
  • 写真4:逆光になってしまいましたが、駆虫薬準備担当の学生です。
  • 写真5:初日の作業が終わり、羊たちも開放されました。「やれやれ。」
  • 写真6:ここからは20日の作業です。まず、雄羊にマーキングハーネスを装着します。なかなか複雑な形をしています。「さて、どう付けるのかな?」
  • 写真7:これがここに来て、これはあっちで.....
  • 写真8:とうとう、皆で、アーでも、コーでも、という感じになりました。
  • 写真9:はい、なんとか装着完了。凜々しい「ブチャラティ君」のハーネス姿です。
  • 写真10:放牧地にブチャラティ君を連れて行き、雌の集団に向けて“GO!”
  • 写真11:まず、雄は雌の匂いをかぎます。この後どうなったかは、動画をご覧下さい。

こちらの画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


動画

動画1:ブチャラティ君は雌羊の居る方向に向かっていき、雌のお尻の臭いをかぎました。
動画2:雌の移動に従って、移動して、1頭の雌のお尻を追いかけますが、どうもこの雌は交配の準備ができていないようで、逃げ回っていました。
動画3:離れた場所からしばらく様子をうかがっていたら、ブチャラティ君が発情している雌を見つけて「乗駕」しました。雌羊のお尻に青い印が着いたのがわかります。これで上手く受精までいけば、次の発情周期では、もう雄を受け入れることはありません。来年3月中旬、147日間の妊娠期間の後に新しい命をこの世の送り出してくれます。