北里大学 獣医学部 動物資源科学科

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今年も研究室の羊、交配が始まりました。

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秋といえば・・・・・・羊の交配シーズンが今年もやってきました。

2013年11月25日

動物飼育管理学研究室

  教育・研究用にコリデール種を中心に約40頭の羊を飼育している私達の研究室では、翌年春の分娩に向けて、毎年、秋に交配させています。
  今年は11月15日に研究室の学生と一緒に交配の準備をおこない、16日朝から交配を開始しました。
  短日繁殖性の羊は、日照時間が短くなった秋に交配をおこない、早春に子供を産みます。春に草がどんどん伸びる時期に母親は草を食べ、たくさん栄養を摂り子供に授乳します。その準備のために、この時期に交配をスタートさせます。

  まず15日は、放牧地の雌羊を集めて、体重測定をおこないました。体重は体調管理、そして来春の妊娠判断にも使います。続いて、削蹄(羊の爪切りです)・健康管理のための駆虫剤投与といった日常的な管理に加えて、交配が順調に進むように掃除刈り(外陰部周辺の汚れた毛を短く刈ります)をおこないました。雌羊以外の羊も含め、41頭の削蹄や駆虫薬投与をおこないました。
  また、雄羊にはマーキングハーネス(雄羊の胸に鮮やかな色のクレヨンを固定して、交配がうまくいくと雌羊のお尻にクレヨンの色が着くようにしたものです)を装着し、明日からの交配開始までに馴らしておきました。というのも、厚い羊毛に覆われた羊にしっかりハーネスを取り付けても、次の日には毛に食い込んだ分、「ゆるゆる」になってしまいます。そこで、次の日にはハーネスを再びきつく締め直す「増締め」をおこないます。

  続いて16日は、朝の給餌後、雄羊に取り付けたマーキングハーネスを増締めした後、ハーネスにクレヨンを装着し、雌羊が待つ放牧地に連れて行きました。
  写真でだいたいの様子がわかると思いまが、雄羊は群れに解き放たれると、発情が来ている雌羊を探します。発情が来ていない雌羊は、決して雄を受け入れることはありません。発情した雌は立ち止まり、雄を受け入れます。
  今回は交配開始直後から2頭の雌に交配がおこなわれ、作業をおこなった学生も観察することができました。

  飼育当番の学生はこれから毎日、雌羊のお尻に印が着いたかを観察していきます。そうすると交配した日付が判り、分娩予定日が予測できます。それにあわせて分娩の準備をおこない、無事、健康な子羊が生まれてくるようにするのです。羊の平均妊娠期間である147日後となる来年4月初旬には分娩準備・観察をおこない、新しい命の誕生に立ち会います。

  • 写真1:作業のために羊たちを放牧地から一旦、実験実習家畜棟に連れてきます。
  • 写真2:体重測定です。
  • 写真3:掃除刈り・削蹄をしています。
  • 写真4:これは寄生虫を駆除するための薬剤を皮下注射しているところです。
  • 写真5:初日の最後の作業、雄羊にハーネスを装着しています。
  • 写真6:ここからは16日の作業です。まず、雄羊のマーキングハーネスを増締めしています。
  • 写真7:背中の部分で、3本のベルトが交差しています。
  • 写真8:続いて、胸の部分にマーク用のクレヨンを装着します。90kgを超える雄羊でも、この姿勢なら大人しくしてくれます。
  • 写真9:それでは、朝日の中を「愛しい雌を求めて出発」です。
  • 写真10:放牧地に行くと、羊の群れとは離れて人間に興味があるのか、今年の春に生まれた子羊1頭が人間様をお出迎え。
  • 写真11:交配の様子を観察する学生たち。
  • 写真12:今回用いた雄は「新庄A剛」君です。群れでは最高齢ですが、今年も「活躍」が期待されています。雄は、まず、雌、特にお尻のあたりの匂いをかぎます。
  • 写真13:雌は、発情が来ていれば逃げずに雄を受け入れます。
  • 写真14:どうやら2頭の間で「合意成立」したようです。
  • 写真15:雄はしっかりと雌の腰に「乗駕」し、交配が成されました。上手く受胎・妊娠につながれば、約147日後の来年4月10日頃に、新しい命がこの世に誕生することになります。

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