北里大学 獣医学部 動物資源科学科

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動物資源科学科実習紹介−応用動物行動学実習(6)

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「家畜の行動観察−観察することで欲求や苦痛を知る」

2014年1月20日

応用動物行動学実習」は動物行動学研究室動物飼育管理学研究室が担当し、3年次後期に開講される科目です。実習では、ウマ、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ブタなどを用い、「動物の行動」をキーワードにして、飼育管理技術をはじめ、動物をとりまく環境や調教技術まで、幅広い分野の技術と知識を身につけます。

【家畜の行動観察】
  動物は人間の言葉を話してくれません。しかし、動物に長い時間接している人は動物の要求や動物の痛みや苦しみを類推してすぐに対応することが出来ます。それは日頃から動物(の行動)を観察しているからです。
  動物の取る行動の多くは、その内的欲求と外部刺激に対する反応によって引き起こされると考えられますが、動物の行動を理解する最初のステップは、まず、動物を観察し、動物にどの様な行動があるかを知ることです。
  本実習では、運動場に放たれているブタやヒツジを対象に、それらの自然な姿・行動を観察記録します。
  北里大学獣医学部附属FSC十和田農場では4品種のブタが飼育されています。茶色のデュロック種、黒色のバークシャー種、白色で耳が立っている大ヨークシャー種、それから白色で耳が垂れているランドレース種。今回はデュロック種、バークシャー種、および大ヨークシャー種を運動場に放した状態で行動観察を行いました(写真1)。
  ルーティング(ブタ特有の探査行動。鼻先で地面を掘り起こします)をするデュロック種(写真2)、柵越しに闘争するバークシャー種と大ヨークシャー種(写真3)、採食(食草)するデュロック種とバークシャー種(写真4)など、気候が良かったせいか、ほとんど休息することなく活動的な行動を見せてくれました。
  3人一組となって、1分ごとの行動の瞬間サンプリング(行動記録方法の一つです)を行うと同時に、1分ごとの位置の記録も行いました。近代養豚ではなかなか見ることができない運動場でのブタの行動観察ができました。こういった比較的広いスペースで飼育されれば、異常行動はほとんど見られず、探査行動の割合が大きくなります。福祉レベルの高い飼育環境でのブタの行動が観察できました。
  ヒツジの運動場では、春先に分娩させるための交配をおこなっていました。運が良ければヒツジの交配を観察することができたのですが.....

  十和田キャンパスには敷地内に多数の動物飼育施設があるため、講義で学習したことを学内の動物を用いた実習ですぐに確認することができます。やはり実際の動物を用いての実習は学生に与えるインパクトが違います。また、実習後のレポートは学習内容の理解にさらに役立っています。

  • 写真1:デュロック種、バークシャー種、および大ヨークシャー種を運動場に放しました。
  • 写真2:ルーティング(ブタ特有の探査行動。鼻先で地面を掘り起こします)をするデュロック種。
  • 写真3:柵越しに闘争するバークシャー種と大ヨークシャー種。
  • 写真4:採食(食草)するデュロック種とバークシャー種。
  • 写真5:こちらはコリデール種ヒツジの行動観察です。ヒツジは群居性が高いので固まって移動します。そのため観察対象個体を追うのが一苦労です。
  • 写真6:ヒツジを観察している学生を監督(観察?)しているM先生です。

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