北里大学 獣医学部 獣医学科

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第428回 獣医学科セミナー<Faculty seminar>

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  第428回獣医学科セミナーを以下のように開催いたします。教職員および学生のご参加をお待ち申し上げます。

タイトル 犬胸腰部椎間板ヘルニアの病態解析
演    者 石野 寛和 先生(小動物第一外科学研究室)
セミナー内容
(要約)
  軟骨異栄養性犬種では、他の犬種や動物種と比較し椎間板髄核の変性・石灰化が早期に進行するため、椎間板ヘルニアが好発する。犬の椎間板ヘルニアは胸腰部における発生が多く、主に髄核の脊柱管内逸脱により脊髄損傷が起こり、次いで逸脱髄核が脊髄周囲の炎症を誘引し後肢の不全麻痺や麻痺といった神経障害を引き起こす。そのため、犬の椎間板ヘルニアはヒト脊髄損傷のモデル動物として認識されており、再生医療等の脊髄損傷に対する治療法が主たる研究対象となっている。これらの現状から、軟骨異栄養性犬種の髄核変性、石灰化過程および髄核による炎症反応の誘起が脊髄機能に及ぼす影響といった病態論には未だ不明な点が多く残されている。
  発表者は細胞外基質分解酵素に着目し、軟骨異栄養性犬種の髄核変性、石灰化過程の検討を行い、これらの機序の一端を明らかにしてきた。また、ラットにおいて自己の尾椎椎間板髄核を脊柱管内に移植することで犬椎間板ヘルニアの病態に即したモデル動物の作成に取り組んでいる。本発表では、犬胸腰部椎間板ヘルニアの概略を交えながら、これまでの研究結果について概説する。