北里大学 獣医学部 獣医学科

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第434回 獣医学科セミナー<新任教員紹介>

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  第434回獣医学科セミナーを以下のように開催いたします。教職員および学生のご参加をお待ち申し上げます。

タイトル 病原細菌の宿主体内における増殖戦略を解明し、感染症の制御を目指す
演    者 山ア浩平 (公衆衛生学研究室 助教)
セミナー内容
(要約)
  病原細菌はヒトなどの宿主体内で増殖するため、免疫機構による排除を凌駕できる特殊な機構を発展させてきました。感染患者体内において巧みに感染巣を作り出し、増殖する細菌に対して、効果的な治療を行うためには、その基礎となる細菌の増殖戦略を分子レベルで解明することが不可欠です。発表者は、これまでにLegionella pneumophilaVibrio vulnificus、及びAeromonas hydrophilaの宿主体内における増殖戦略の研究を行ってきました。
  L. pneumophilaはヒトの肺胞マクロファージ内で増殖する細胞内寄生性菌です。彼らは宿主体内での増殖を可能にするため、IV型タンパク質分泌装置を介してマクロファージの細胞質内へ自身のタンパク質を直接接種し、細胞内シグナル伝達系を攪乱し、増殖しています。本セミナーでは、そのようなL. pneumophilaのタンパク質の一つに着目し、宿主細胞およびL. pneumophilaの増殖に与える影響について解析を行った結果を紹介致します。
  また、当研究室の継続的研究により、壊死性軟部組織感染症(NSTI)を引き起こすV. vulnificusA. hydrophilaは創傷感染局所から走化性(運動性)により拡散して、水腫や壊死を引き起こすことで免疫機構を凌駕し、効率的に増殖することが明らかとなってきました。これらの増殖戦略を支える責任遺伝子を決定するため、網羅的病原遺伝子同定法であるSignature-tagged mutagenesis法あるいはTransposon-directed insertion site sequencing法を駆使し、その探索を行ってきました。本セミナーでは、私がこれまでに同定した病原遺伝子とその解析結果から見えてきたNSTI起因菌の生存戦略について、今後の研究の展望を交えながら、お話させていただきたいと思います。