生物環境科学科2年生は6月28日~7月1日の期間、3班に分かれ、青森県内の国立公園や施設を生物環境科学実習として見学しました。
見学は連続2日間で、1日目の午前は三陸復興国立公園の蕪島・種差天然芝生地を散策しました。蕪島では今年ふ化したウミネコの雛が飛ぶ練習を横から下から観察し、その数に圧倒され、種差海岸では天然芝の緑と海の絶景を楽しみながらも天然芝の成立ちや維持について学びました。午後は独立行法人家畜改良センター奥羽牧場にて、肉用牛の改良増殖に関して牛舎内で牛に囲まれながら説明を受け、実際に受精卵移植のデモンストレーションや粗飼料生産工程を見学しました。
2日目の午前は青森県環境科学技術研究所にて研究施設を見学し、世界にも類を見ない最先端の研究内容について担当研究者から直接の説明を受け、刺激を受けた学生が積極的に質問していました。午後は青森県上北県民局管轄の県営土場川地区経営体育成盤整備事業が実施されている工事現場を見学しました。青森県職員として活躍中の当学科OBから直接の指導を受ける幸運に恵まれ、学生は将来の夢を膨らませるきっかけになったと思います。その後、バスは奥羽山脈の麓の細い山道を揺られながら登り、灌漑の水源地である天間ダムサイトを訪れ、ダムの役割を学びました。通常では立ち入れないダムの監査廊を見学できたのは貴重な体験でした。
生物環境科学科実習の見学先
① 三陸復興国立公園の蕪島・種差海岸
② 独立行法人家畜改良センター奥羽牧場
③ 公益財団法人 環境科学技術研究所
④ 県営土場川地区経営体育成盤整備事業地・天間ダム
当学科では、実習前の健康管理の励行、見学時の人数制限等、コロナ感染拡大防止対策には細心の注意を払いました。そして、このような厳しい環境下にも関わらず当学科の実習を快くお引受けいただきました見学先の皆様には、この場をお借りして改めて感謝を申し上げます。