生物環境科学科2年生は青森県内の国立公園や施設を生物環境科学実習として見学しました。生物環境科学実習では2日間の実習への参加とともに、事前講義とそれに伴う事前レポートと実習後の事後レポートを提出しなければなりません。それら全てを終了した2年生の学生さんの感想を掲載します。
生物環境科学実習では、環境の保全が図られている場所や環境技術者の実際の業務につ いて見学し、学科で学んでいる内容がどのようにして実社会で利用されているのかを知る ことができた。種差海岸では、植物の多様性とその保全が美しい景観を支えており、小説や 絵画の舞台になるなど、人間の文化的側面に大きな影響を与えていた。一方で、土場川圃場 整備では、農家の利便性向上のため、区画整理や用排水施設整備工事を行う様子を見学した。今回の実習では、環境保全と開発の、双方の視点で事業を捉える必要性を学び、今後、学んでいく上での指針となった。(生物環境科学科2年 磯貝 尚吾)
人と環境の双方に寄り添える環境技術者となるための自覚が身につきました。人にとっ て便利なものが環境に悪影響を与えてしまうことがありますし、反対に、原子力発電などの 環境に負荷の少ないといわれている技術が人に不安を与えてしまうこともあります。環境技術者としてお仕事をされている方々のお話を伺い、現場を見学したことで、人と環境の双方へ配慮する方法を探究する意義や使命を感じとることができました。これからの学科での勉強にさらなる意欲と情熱を持って臨みたいと考えられる充実した実習でした。(生物環境科学科2年 田中 長月)
私は授業でお世話になった非常勤の先生の研究を紹介いただいたことが 1 番楽しかったです。大学に入学してから、初めて植物に興味を持ち、こんな研究をしてみたいと思いました。1 年生の頃、2 年になったら何をするかも分からず不安な部分が大きかったのですが自分のやりたいことを見つけられたことが大きいです。しかし楽しいだけで仕事はできません。技術者としての責任についても学びました。放射線によって植物の状態が変わることから私たちの人体に影響することも予想できます。しかし研究所の皆さんが熱心に研究や業務に携わっていることで私たちの生活が成り立っています。私はこれからの大学生活において社会に貢献できるように勉強を頑張りたいです。(生物環境科学科2年 松田 彩李)