1)特定外来植物オオハンゴンソウの抑制に関する土壌肥料学的研究 2)在来草本植物群落の保全に関する研究 3)大気由来の窒素負荷の森林生態系に対する影響に関する研究
在来植物を食草として育つ蝶などの昆虫もいます。里山の生態系を構成する植物群落の保全と外来植物の抑制は表裏一体のものと考えています。また、青森の人工林ではスギを間伐してその下にヒバ(和名ヒノキアスナロ)を植栽した複層林施業が始められています。こうした複層林はどのように管理したら良いのかを考えています。こうしたことについての研究は、東京農工大学、石川県立大学、農業環境技術研究所と共同で進めています。
Baba, M., Abe, S., Kasai, M., Sugiura, T., and Kobayashi, H. 2010. Contribution of understory vegetation to minimizing nitrate leaching in a Japanese cedar plantation. J. For. Res., 16, 446-455 (DOI 10.1007/s10310-010-0244-3)
Nishimura, S., Maie, N., Baba, M., Sudo, T., Sugiura, T., Shima, E. 2012. Changes in the quality of chromophoric dissolved organic matter leached from senescent leaf litter during the early decomposition. Journal of Environmental Quality, 41, 823-833
秋山博子,馬場光久,河野憲治.2011.地球環境.土壌肥料学雑誌.82, 578-585
馬場光久.2012.物質収支 pp.269-275 森のバランス―植物と土壌の相互作用―(森林立地学会編) 東海大学出版会
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