フランス語の「ジビエ」は、猟期の狩猟鳥獣肉を指しますが、日本では野生鳥獣肉を意味することが多い言葉です。近年、イノシシ肉やシカ肉といったジビエは、低脂肪・高タンパクのヘルシーな食材としても、注目されています。

ヘルシーな食材は、犬や猫といった愛玩動物にも求められています。農林水産省では、ジビエをペットフード原料に利用するために、「愛玩動物用飼料原料利用促進事業」を立ち上げました。このたび、この事業の一環として、「安心・安全なジビエペットフードのために~ジビエペットフード原料に関するマニュアル~」が作成されました。

本学の髙井伸二名誉教授(獣医衛生学)と有原圭三教授(食品機能安全学)は、愛玩動物用飼料原料利用促進事業に検討会構成員として参画し、本マニュアルの作成においても中心的な役割を演じました。

このマニュアルは、親しみやすく内容の濃いものとなっています。ジビエやペットフードに関心のある方は、ぜひご覧になってください。

北里大学獣医学部では、動物資源科学科の食品機能安全学研究室を中心に、ジビエやペットフードに関する研究を、積極的に推進しています。
Web版「ジビエペットフード原料に関するマニュアル」は、下記でご覧になれます。
https://issei-eco.com/jibie/petfood/pdf/gibier_petfood_manual.pdf