動物資源科学科・入試説明会&体験学習会「動物の幸せを考える ~動物の暮らしに配慮する工夫を作ってみよう~」を開催しました

2025年3月30日(日)に仙台市において動物資源科学科の入試説明会と体験学習会を開催しました。体験学習会のテーマは「動物の幸せを考える ~動物の暮らしに配慮する工夫を作ってみよう~」でした。まず「動物の幸せ」を科学的にどのように捉えるか、その動物園の社会的役割との関連について説明しました。動物園が単なる「楽しみ」の場ではないことや科学との関係について、興味を持ってもらえたようでした。

「動物の暮らしに配慮する工夫」を実際に作ってもらいました

その後、かばんテープ(100円均一などでも売っている手芸用品です)を使った環境エンリッチメント(動物福祉に配慮して動物を飼育するための工夫)作りに挑戦してもらいました。これは動物園などでは消防ホースを材料として作られた物が実際に使われており、そのミニチュア版として作り方を体験してもらいました。また自宅で飼育しているイヌやネコに使うこともできるので、参加した高校生や保護者の皆さんは楽しそうに手を動かしてくれました。本学科では、日本全国の動物園での研究を実施しているとともに、研究室や大学を超えた協力関係を構築しています。この体験学習会が、本学科の活動の広がりについて知ってもらう機会となったと思います。また当日は本学科の3年生も2名参加し、学生たちの生の声を話してくれたおかげで参加者の皆さんに大学生活の具体的なイメージをもってもらうことができました。

環境エンリッチメント作りは現役の学生たちもサポートしてくれました

動物の餌代わりとして「おはじき」を使って、採食時間の延長効果を体感してもらいました