卒後教育オンラインセミナー開催のご案内
卒業生の生涯教育の一環として本学部では適宜開催しておりました卒後教育研修会について、今年度よりオンラインで下記の要領で開催することと致しました。参加を希望される方は、下記にございます事務局のメールアドレス宛に11月25日(金)17:00までに必要事項を記入いただきますようお願い申し上げます。
北里大学獣医学部
学部長 岡野 昇三
卒後教育委員会委員長 金井 一享
開催要領
開講期間: 2022年12月1日(木)~12月18日(日)
開催方式: オンライン
開催対象: 北里大学獣医学部、(旧獣医畜産学部)卒業生
募集人数:各講演先着10名
参加費:無料
申込方法:本頁下部に記載
講演1:「子牛の胸部および腹部超音波画像診断の基本」
前田洋佑(獣医学部獣医学科 大動物臨床学研究室)
子牛の呼吸器病および消化器病は臨床現場で遭遇することが多い疾病である。超音波画像診断は低侵襲かつリアルタイムに病態を評価でき、触診や聴診では得られない客観的な情報を効率的に取得できる。近年、牛の臨床現場では繁殖用の携帯型超音波画像診断装置が普及しているが、超音波画像診断は牛の胸部および腹部の病態を把握するうえでも有用なツールである。胸部超音波検査では肺、腹部超音波検査では第一胃~第四胃、小腸、大腸、腎臓、肝臓等の描出が可能である。本セミナーでは子牛の胸部および腹部超音波検査の基本について解説する。
講演2:「病理学検査の基礎〜病理組織標本作製の概要〜」
安藤 亮(獣医学部獣医学科 獣医病理学研究室)
病理学検査は、病気の動物の臓器、手術で採取した組織や検査のために一部採取した組織について、肉眼や顕微鏡を用いて観察し、その形態学的特徴から診断を確定する検査方法です。正確な病理学的診断には、診断者の能力はもちろんですが、まず適切な標本の採取と固定が非常に重要となります。また通常の病理組織学検査では確定が困難な一部の腫瘍性病変では、免疫組織化学などの補助的な手段を用いて、診断を確定する場合があります。今回の講演では、剖検や生検から病理検査に至るまで病理標本作製の過程、病理学的診断を補助する各種の染色方法、標本採取の際の注意点など、病理学検査の基本事項について解説します。
講演3:「測量機としての低価格GNSS受信機の利用方法」
長坂 善禎(獣医学部生物環境科学科 環境解析学研究室)
近年、GNSS受信機は急速に低価格化しており、10万円を切る価格で購入することが可能となっている。GNSSスタティック測量のデータ処理には、GNSS受信機ごとに対応した専用のソフトウェアが必要であるが、低価格なGNSS受信機についても対応したフリーのソフトウェアが利用できる。この講義では、2022年5月に国土地理院の 1級 GNSS測量機として測量機種登録台帳に登録された、ビズステーション株式会社のRWP受信機と、そのデータ解析ソフトウェアであるDrogger Processorを利用して、電子基準点を利用するスタティック測位の方 法、スタティック測位で得られた点を基準点としたRTKGNSS測位の方法について解説する。
お申込方法
事務局メールアドレス(sotsugo-vmas[at]kitasato-u.ac.jp)宛にE-mailにより下記のフォーマットの内容を本文に記入してご送付ください。
※メールアドレス中の[at]を@に変換してご送付ください。(11月25日17:00締切※ただし各講座先着10名に限定)
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件名:【卒後教育セミナー 参加申し込み】
本文:
お名前:
ご卒業学科名:
ご卒業年度:
受講希望講演番号:(参加希望する講演番号を記入)
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主催
北里大学獣医学部 卒後教育委員会
事務局
北里大学獣医学部 卒後教育委員会事務局 吉田
以上