獣医学科

獣医学科5年生 夏季米国研修参加メンバー Purdue大学における夏季研修を終えて

横山 生さん
獣医学科5年
獣医微生物学研究室

 今回、研修を通して多くの学びが得られましたが、英語圏での研修によってコミュニケーションの重要性に気付くことができました。特に、お互いの言いたいことを理解するまでのコミュニケーションを取ろうとする姿勢が重要であると感じました。研修当初は英語が分からないときは、理解したふりをしていました。しかし、学生さんとの会話で理解したふりをして、いざ自分が喋るターンで全く何も返せず、たじたじに。大変失礼な対応だと今も悔やんでいます。分からないことは恥ずかしいことではなく、何回も聞き直してそれでもわからなければ紙に書いてもらう、翻訳アプリを使うなど、どんなものを使いながらでも、相手の言いたいことを理解することがコミュニケーションにおいて大事なことだと気付きました。これは日本における日常のコミュニケーションにおいても重要な姿勢であり、今の気持ちを忘れずに今後に役立てたいと思います。

里見 はるなさん
獣医学科5年
獣医解剖学研究室

パデュー大学での2週間の研修では、たくさんの貴重な経験ができました。特に印象的だったのは、アメリカの専門医の先生方のお話を聞けたことです。1つの道を極めていくことの大変さや素晴らしさを知り、自分の獣医師としてのキャリアを考えるきっかけにもなりました。そして、アメリカの獣医学生たちの勉強量と知識量にも驚きました。彼らから受けた刺激を糧に、今後も様々なことにチャレンジしていきたいです。

山本 麻衣さん
獣医学科5年
大動物臨床学研究室

私は北里大学で、大動物臨床学研究室に所属しています。そのため今回のパデュー大の研修では、アメリカとの大動物臨床の違いを実感したいと考え、約10日間の研修のうち、8日間を大動物の研修に充てました。競走馬の診療が殆どであること、大動物にも動物看護師が存在すること、カルテに記載する情報量が多いことなど、北里大での大動物診療との違いをいくつも実感しました。何よりも、診療にあたる学生の知識レベルや意識の高さに驚き、非常に刺激を受けました。
 現在、帰国してからの研究室活動においては、疑問に思ったことを先生方にすぐ聞くようにし、自分の知識を増やそうと努力しています。また、何事も経験してみようと思う挑戦心を忘れずにしています。今回のパデュー大での研修は自分を高める非常に良い機会となりました。

杉内 美咲さん
獣医学科5年
獣医解剖学研究室

研修中に感じたアメリカと日本の違いで一番印象に残ったことは、学生の診察への関わり方です。学生自身が飼い主に直接問診を行い、検査を実施し、その所見から考えられる鑑別診断、追加検査、治療方針等をリスト化し、担当のドクターに確認をしてから飼い主への説明を行っていました。検査が必要な理由を学生がドクターや飼い主に聞かれた際も躊躇なく答えられていて、獣医学生ではなく獣医師そのもののようでした。
学生の学びに対する意識と先生の教育に対する意識の高さに感銘を受け、そのような環境に憧れを感じました。
これから臨床研修が始まりますが、今回の研修を経験して、実習への期待と意欲がますます高まりました。
そしてこの留学を通して、将来自分がやりたいこと、なりたい将来像が明確となり、就職活動を控える身として、これから何をするべきか考えるきっかけとなりました。日本人を含めた現地のドクターとの繋がりも得られ、この2週間は日本では得られない、貴重な体験になったと強く感じます。

浜崎 聖隆さん
獣医学科5年
小動物第2外科学研究室

今回の夏期研修で獣医療の広さが分かりました。ぼくたちの行ったパデュー大学では獣医医療の細分化が進んでいて、特に小動物の病院では色々な科に分かれていました。また、パデュー大学は規模大きく日本ではあまり見ないような科が専門として設置されていました。そのため、これまで気づけなかった専門分野などが見つけられて、将来の選択肢が増えたように感じました。
この研修では先生方の細かいテクニックや膨大な知識に圧倒された2週間でしたが、アメリカという日本とは全く異なる環境で2週間過ごし、日本ではできない経験ができとても良かったです。

横山 哲生さん
獣医学科5年
獣医放射線学研究室

今回の夏季研修でアメリカの獣医学生や専門医の方々、専門医になるために日々勉強しているレジデントの方々を実際にこの目で見て、自分が如何に努力不足だったのか実感させられました。
今夏の米国研修という貴重な機会にこの努力の差に気づくことができ、益々精進が必要と痛感しました。また、様々な分野の専門医の先生とお話することができ、自分がこれからどういった獣医師になるか目標を決めるきっかけにもなり、本当に今回の米国研修が有意義なものとなりました。

吉村 優里さん
獣医学科5年
実験動物学研究室

このコロナ禍のなか、たくさんの方のご尽力のおかげでこの研修が実施されたことを心から嬉しく思います。
まずこの夏季研修で得られたことはアメリカの獣医療を直接見られただけでなく現地の学生の意識の高さに触れ、残り少ない自分の学生生活をどのように過ごすかを考え直すきっかけになりました。北里でも様々な分野のスペシャリストの先生がおり、学ぶうえで最高な環境に置かせてもらっていることを自覚し、自分の知りたいことややりたいことに良い意味で貪欲になろうと思いました。
また、北里大学で後期から始まるクリニカルローテーションの実習では将来自分が臨床現場に出たことを想像して参加し、学ぶことのできるチャンスを逃さないよう知りたいことを全て吸収するくらいの姿勢を持って臨みたいと考えるようになりました。
また学ぶツールとして英語の重要さを感じさせられる研修となりました。日常会話もままならない状態で行ってしまったためパデュー大学の先生と生徒の会話が理解できない場面が多く本当に勿体無いことをしてしまったなと後悔しました。将来アメリカで働くことに憧れを覚えましたがまずは学ぶツールである英語、特にリスニングができるようになりたいと思いました。アメリカはかなり分業が進みプライベートと仕事がしっかり分かれていて素敵だと思うことがたくさんあったのでいつかは海外でも活躍できるような人材になれたらと思います。
最後に同行教員の先生が田島先生で本当によかったです。私たちの将来に期待してくださる先生がいると思うとすごく励みになります。何年後かに大きく成長した姿をお見せできたらと思います。

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