獣医学科

プライフーズ(株)に入社して2年目になります。プライフーズ(株)を簡単にご紹介すると、ブロイラー種鶏・孵化・飼育農場を持ち合わせており、更に生鳥を解体し加工する専用処理工場(北海道1,青森1,岩手2)・加工食品工場(協力工場含め6)を有しています。また、種豚を育てる部門、そして食鳥処理場における機械部門と多岐に渡る生産・製造・販売(チアーズブランド)を行っています。

私は現在生産現場において、主にブロイラー飼育農場の診療診断・防疫をメインとして働いています。大学時代には、鶏について学んだことは獣医伝染病学・獣医解剖学・家禽疾病学と基礎系科目についてのみでしたので、入社してから知らないことだらけの中で、ワクチネーションプログラムから鶏の病気や飼育に関することまで、多くのことを学びました。

近年、肉用鶏の出荷は50日を切ることが多く、45 g程の雛が約一月半で3 kgに成長します。この間疾病に悩ませられることも少なくなく、それを予防することが一番ですが、診断も重要な役目と感じ日々仕事に取り組んでいます。飼育農場において、最も目にすることが多い疾病の一つに鶏大腸菌症があります。病原性大腸菌によるものであれば、ワクチンによる予防が可能となりますが、環境由来の大腸菌による減耗が数多く見られます。大腸菌症の発症原因としては、鶏舎内のダスト・換気管理に関する問題・寒冷感作によるもの等がありますが、いずれも大きなストレスを負荷した時と言えます。最も重要なことは、生産現場においてその疾病が発生してしまった原因を探ることと、次回に同じことをやらないように、生産者との信頼関係を築くことだと思い、日々業務を行っています。

近年国内のブロイラー産業は、国産回帰への見直しが図られており、大きな転機を迎えております。弊社では獣医師及び獣医師候補の採用を積極的に行う予定で、働きながら博士号を取得したい人の支援や、多方面での勉強会参加へ向けた支援も行っています。鶏に関する分野は、現場で学んだことが無い獣医師が非常に多いため、様々な知識を得られる場所であり、発見がある場所です。鶏にまつわる新たな発見をしたい意欲的な皆さんと働けることを日々、心待ちにしています。

プライフーズ株式会社URL:http://www.prifoods.jp/

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