生物環境科学科

卒業生はどのような仕事についているのか、また、母校をどう思っているのか気になりますね。今回は、2012年度卒業生で基礎地盤コンサルタンツ(株)海外事業部に勤めている貞本智広さんに皆さんの疑問を尋ねてみました。

― 仕事の内容と魅力をお教えください
仕事内容:基本的には地盤調査を行う会社です。
地盤の情報を得るために現場調査(土質、地質)を行い、設計に必要な情報を土質試験から導き出し、その結果を用いて斜面の安定計算や沈下計算、杭の計算などを行い、地盤の総合的な評価を行います。それをもとに建設物の基盤として地盤が適しているのかどうか、また適していなければどのように改良していくべきなのかを追及し、提案することが私たちの仕事です。また近年、環境に対する配慮も重要視されるようになってきており、散気管方式湖沼浄化法を利用した池や湖の水質浄化や地下水のモニタリング、土壌汚染状況調査、さらに変電所敷地造成における調整池の設計においては自然環境への影響を考えビオトープを導入するなど、環境に関わる様々な取り組みも行っています。

魅力:海外事業部に所属をしていることもあり、一年の半分以上は海外で生活をしています。
その主張先で出会う人達との交流は私にとって魅力的です。国が違えば、言語、考え方、宗教、ライフスタイルなど多くの面で異なる部分があります。日本にいると体験できない経験を多くさせてもらっています。そういった意味では、とても世界観が広がっています。また、仕事に関しては基本的に海外では実力主義の部分が強くあるなと個人的に感じています。しかし現在、私の経験、能力どちらをとっても不足しています。それを直に感じる度に悔しい思いもしますし、もっと成長しなければいけないなと良い意味で刺激を受けています。
なので、仕事の中身はまだまだこれからという感じですが、仕事をしながら人間力が育まれている所に一番の魅力を感じています。

― 大学時代にやっておいてよかったということは何ですか?
友達作りですかね。凄く、単純な答えですが、学生時代を共に過ごした友人というものは時が経っても良いものです。社会に出てから仕事のことや、私的なことで、悩んだり迷ったりしている時に支えになってくれたり、落ち込んでいる気持ちを鼓舞してくれるのは友達というケースも少なくありません。
表面上だけの付き合いも大事かもしれませんが、自分自身が無二の親友だと思うえるくらいの友達を大学時代に見つけることも大切なことだと個人的に思います。(居ない時は、それはそれで何とかなります)

― 大学時代にもっとやっておけば良かったと思うことは何ですか?
卒業研究にもっと打ち込めていたらなと思っています。それは、答えのない事柄に対して、どのようにアプローチし、自分なりの答えをどのように導きだすか。社会に出てこの重要性、必要性を凄く感じているからです。私の現状ですが、分らなくてもやらなければいけないことが多いです。しかし、どんな状況でも自らで考え、行動し、結果を出さなければなりません。そういった意味では研究というものは凄く大きな意味を持っていたのではないかと思います。答えのあるものに対して、答えを出すのは誰でも訓練すればできるようになります。しかし、答えのないものに対して答えを追及していくことは難しいし、とても苦しいです。そして誰しもその状況を乗り越えなければならない時がきます。その準備を忘れないようにしていただけたらなと思います。後悔なら誰でもできます。ですが、極力後悔の少ない道を選んでほしいものです。今この瞬間を何のために時間を費やすか、これは人生の中で大きな意味を持つと勝手に思っています。自分がやりたいことが明確なら尚更です。大学生活は基本的に自由ですし、天国です。時には自分を追い込んで地獄をみることも必要ではないでしょうか。

― 北里大学(または十和田)の魅力をお教えください。(または,大学生時代の特に印象に残っていることをお教えください)
今、振り返ってみると、良いこと、悪いこと全てを含め一つ一つが印象に残っています。十和田では、何もすることないかもしれませんが、雄大な自然とゆっくりと流れる時間の中でお酒を片手に夢を語り合ったり、勉強を競ったり、馬鹿なことをやったりこんなに贅沢な時間はなかったと思います。当たり前のことが当たり前でなくなった瞬間、その貴重さに気づきます。今できること、やりたいこと、遊び、勉強、恋愛、バイト等全て後悔の無いように最後の青春を謳歌して下さい。― ありがとうございました。

生物環境科学科

卒業生の声

More Stories