―十和田市および十和田キャンパスの印象はいかがですか。
動物資源科学科の卒業生ですので、十和田市および十和田キャンパスは色々と知っていたのですが、十和田市は大学生学生時代よりもさらに住みやすくなっていて感動しましたし、キャンパスも新しい建物が出来ていたりして驚きました。
―学生の印象はいかがですか。
非常に素直な学生さんたちばかりで、実習や研究室でもとても助かっています。
―ご趣味は何ですか?
これといった趣味は無いのですが、パソコンの自作や修理(物理的)は少し出来たりします。
―研究を開始するきっかけは?
学部学生時代の卒論研究をおこなった動物代謝機能学研究室で、生体内で起こる様々な現象を解明する事の楽しさを知ったのがきっかけです。
―先生が本学に着任するまで、どこで、どの様な研究をされていましたか?今、進められている研究の内容についてわかりやすく教えてください。
着任前までは、大きく分けると2種類の研究をしていました。
1つは、母親の泌乳期間中では、母乳で子供を育てるために食事量が増加するのですが、それがどのようなメカニズムで起きているのかを研究していました。2つ目は、新しい肥満モデルの動物を利用した肥満発症のメカニズムについての研究をしていました。
現在では、妊娠~泌乳期の母親の食事内容が子供の肥満に及ぼす影響について研究しています。たとえば、妊娠時から高カロリーな食事ばかりを食べていた母親から生まれた子供がその母親の母乳のみで育つと、離乳してから通常の食事をしていても太りやすくなるのですが、その原因となる要因を母親および子供の両方から探しています。
―学生とどのように研究を進めていきたいと考えていますか。
研究を進めていくなかで、生体内でおきている不思議な現象を解明していく楽しさを一緒に分かち合っていけたらなと思います。
―これまで経験されてきたことから、これからどんなことを学生に伝えたいと思いますか?
研究でも生活でもそうですが、何か失敗をした時に、そこから何を学び次にどのように繋げていけばいいのかを考える事の大切さを伝えていければと思います。
―先生はどんな夢をお持ちなのか教えてください。
母校での教員という事で、学生さんは自分の後輩となります。自分が卒業式で動物資源科学科に入って良かったと思えたように、学生の皆さんにも卒業式の時にそう思えるような教員になっていきたいと思います。
―ありがとうございました。